師匠とキノコの話になる度に必ず出てくる話題、”岩手のキノコ”。
そして1年間 次回はいっしょに行こう!! と、くどいほど誘い続けてきました。 おやじにもあの感動をしってほしから・・・
2002年10月18〜20日、ついに山形県の親子は ずーずーしくも、岩手県はM,O君のマンションと、M,O婦人(8歳下で、彼にはもったいない)のお父さんの家にお世話になって来ました。
実は昨年もこのお父さんといっしょに山へ行ったのです(いっしょに行ったと言うよりも連れて行ってもらった)が、内の師匠と同じ様に山生まれの山育ちで、自然(山、木)やキノコにとても詳し人なのです。それに何と言ってもふたり共 ”根性” が桁外れに私達とは違うのです。
さすが、”昭和一桁生まれ” 何事につけても、飽きてきたからやめよう! なんて言葉は通用しません。
そんな訳で今回は、キノコが取り持つ縁で、山形の親子と岩手の親子(義)がアイボールする事ができたのです。
岩手県 の 巻 パートU
初日1発目のナメコ
初日はM,O君と師匠 そして私の3人でした。
場所は昨年も行った所にした為、すごい笹薮の中でもどこに倒木が有るのかはだいたいわかるので、早速 師匠を案内しながら山を登って行きました。
師匠の驚く顔を思い描きながら笹をかきわけて一歩一歩進んではみたものの、予想とは違って
生憎この日は冷たい雨降りで、その上霧がかかって見通しは良くありませんでした。
おまけに今年ははずれの年なのか、いまいち、あっと驚く様な場所にはあまり出くわす事ができませんでしが、山形に比べればすごいっす。
私が行っている山形の山ではブナの木にナメコはほとんど出ません。ここは標高が高い事もあるでしょうがとにかくブナがいーっぱい。
そのブナの木にナメコやムキタケ、ブナハリタケと、た〜くさん出ていました。
雨が少なかったのかヌルッとしたナメコではなかった
ブナハリタケを下から撮った写真
岩手県の全てかはしりませんが、この地方はブナハリタケを食べる習慣がないそうです。香りが強すぎるのかとれともナメコやムキタケが沢山採れるから別にクセのあるこのキノコを食べなくてもいいのかは、わかりませんが・・・
まっ そんなこ事どうでもいい、
食べたくないから採らないのでしょうから、私がぜ〜んぶ採ってあげましょう!!
道路から約5m笹薮をかきわけると、右の様に意外な組み合わせ。
私が毎年行っている山形の山では、ブナハリタケは9月中旬、ナメコは10月中旬からなので1本の木にいっしょに発生しているなんて信じられませんでした。 同じ東北地方なのに違うもんですなぁ〜。
その上
道路すぐそばなのに誰も山の中に入った気配もなえいなんて・・・
”岩手県人はキノコ採りをしないのかー!!?”
そんな感じでした。
岩手県 の 巻
”きのこのささやき” を感じるため、いつも通っているホームグランドを離れて他県へ遠征してみようと試みました。
第1回目は2001年10月。 あの ”M,O君” が在住している岩手県。
"岩手県はとにかく山が沢山有り キノコもいっぱい採れるよ" と、 ”オオカミ少年 M,O” の言う言葉を信じてみようと思った訳です。
山へ入ったとたん まずはキナメツムタケ
つづいてすぐにムキタケを発見
2人で2日間の収穫です。初日はたくさん取れましたが2日目はいまいちでした。 でもマーマーの量でしょう!?
今回は初めての遠征のため(他県)、辺り一面のブナ林とその倒木に感動し、道路のすぐそばから出ているキノコに驚きました。同じ東北の山なのに生えている木々や地形、沢の数も全く違っていた事も。
第1回目の遠征は、自分にとってとっても楽しく、そしとても勉強になった行事でした。キノコ採りだけでなく岩手に行くまでのスケジュールや準備、そしてM,O君の奥さんの料理をいただきながらのうまい酒 など等忘れる事の出来ないツアーでした。
ほんとうにありがとうございました!! キノコ採り最高!
でも、これで終わらないのが、ずーずーしい俺。
第2回目を計画しております。 乞うご期待!
岩手県に行くには車で4時間ほどかかるので、もちろん泊りがけで行きましたが、初日はあんな状態でキノコなんてほとんど見えませんでした。 そこでその日の帰り道ホームセンターに寄って買って来ました、クリアーな作業メガネを。
そんでもって2日目はご覧の様におNEWなメガネで笹藪の中へ。
もちろん次からつぎへとキノコを見つけました!
昨日の恨みを果たすためにマバタキもしないでさわいだ気がします。
やっぱり目の前が見えないと ”きのこのささやき” も聞こえないものですな〜。
新しいメガネでキノコがよーくみえる見える!
ハトモをつぎつぎに見つける視界100%のM,O君
事前に岩手っちゅう県にはどんな山が有り、主に生えている木は何か等情報は取っていたものの、実際山に足を踏み入れてみるとビックリ!
ここの山は辺り一面が笹薮で、それをかき分けるとブナの倒木が至る所に有りました。(車から降りてすぐ)
状況がわかっているM,O君はすぐさまポケットから新しい作業メガネを取り出し(クリアー)、つぎつぎと獲物をゲットしていました。(上の写真は彼が見つけたもの)
一方私はこんなにすごい笹薮は経験がなかった上、もちろん作業メガネも持っていないので、目が 五木ひろし状態。
そんな状況を見かね、M,O君はリョックのポケットから何年もしまい込んでいた古くさいメガネ(色はスモークでその上細かいキズがいっぱい付いている)を親切のつもりなのか私に手渡しました。
おっ これはいい! 目が開けていられる。 と言う喜びとその反面 こんどは目の前が濃霧警報状態。ほとんど視界が0でキノコなんて全く見えませんでした。
この地方ではムキタケの事を ”ハトモ” と呼ぶそうです。さわった感触がハトの胸元のように柔らかいからとか・・・
M,O君から借りたメガネのおかげで視力1.5の私の目は無事でしたが、収穫の方は惨敗でした。 しょうがない・・・
ヒラタケです
岩手のお父さんが採ったサンゴハリタケ。
食べないとの事なのでもらって来ました。
今回 岩手遠征で一番すごかったのこれ。
キノコが取り持つ縁。
岩手のお父さんも若い頃はマラソンをしていたそうで、部屋には賞状が沢山ありました。
いっしょに山へ登ればわかります。
タダモノではないと・・・
キノコ採りの後は、東北で一番標高の高い所にある温泉に行きました。
あ〜〜気持ちい〜!